あと20回しかない

2023秋の遠足(3)磯原〜相馬

 昨日のつづき

 9月29日(金)晴れ。午前中は3m/sくらいの北東よりの風。午後は5m/sくらいの北西よりの風。日立の最低気温23℃、相馬の最高気温29℃。10時間48分(バイクタイム7時間45分)147.33km。累積標高728m。data

 宿泊していたセントラルホテル磯原の客室から朝日が見えました。

 ホテルを出て少し走ったあたり、勿来海水浴場から見た海です。きょうもファンライドが待っていますように。

 黄金色の田んぼはちょうど稲刈りの季節です。新米おいしそう。

 写真は国道6号の大久川付近ですが、歩道の様子はまあだいたいこんな感じです。クルマでない者通るべからずって書いてありますね。

 ランチは国道6号線沿いのここなら笑店街にあるおらほやでとろろネギトロ丼をいただきました。

 大熊町、双葉町あたりには帰宅困難区域を占める規制がありました。幹線道路からの脇道にはゲートが設けられ出入りが管理されています。

 福島第一原子力発電所は実際に見えるわけではないし、とりたててものものしいわけでもありません。

 浜通り案内図

 この日の宿は相馬のビジネスホテルam6です。ロードバイクはバックヤードに置かせてもらえました。無料のコインランドリーあり、洗剤はロビーで購入。各フロアに電子レンジあり。6時から無料の朝食あり。無料のレンタサイクルあり。自転車で10分以内にスーパーとコンビニあり。低料金でありながら必要充分な設備が整っています。清掃が行き届いていて快適に過ごせました。大きな通りに面していますが奥まった棟ではほとんど気になりません。

 スーパーへ向かう途中、宇多川のに架かる宇多川橋の欄干からの夕景です。

 スーパーの帰り、この日は中秋の名月でした。

 夕飯はおでんと樽酒をいただきました。おやすみなさい。

9月30日は市内観光

 この日は雨予報だったため、ホテルを連泊にして市内観光します。時間があるのでホテルで無料の朝食をいただきました。コーヒーサーバーもあります。

 相馬駅近くにある千客万来館できいたところ、相馬市内の震災遺構は全て片付けてしまったらしいとのこと。家族を亡くされた方にとって、いつまでも非日常なモニュメントはつらいだろう。伝承鎮魂祈念館・慰霊碑に集約したというお話でした。

 ひとまず、市街地にある相馬中村城址公園(馬陵公園)を散策することにします。

 相馬市歴史資料館。

 雨、全然降らないなあ、もったい。こういう「もったい」が貧乏くさい。せっかくのツーリングなんだから130kmくらい走らないとと思ってしまう。一日50kmくらい爽やかに走ってあとは観光メインでいいんだよなあ。汗と泥じゃなくてさ、大人になりたい。

 雨が降らないから少し足を伸ばすために常磐線(単線)に乗りました。

 新地駅でおりました。

 駅前にある日帰り温泉、つるしの湯にきました。高濃度炭酸の温泉と岩盤浴でたっぷり汗をかいてリラックスでしました。

 併設のお食事どころも美味しくて大満足です。なにより昼間からビール飲める幸せよ

 新地駅の駅前は真新しい施設(ハコ)がいくつか建っていましたが、全体的にがらんとしていてみる方向を変えるとこんな感じです。

 現代日本の人口減少、とりわけ若者の減少は止まらないと思う。必然の結果として地方はますます人がいなくなり働く場所がなくなり過疎化が進むだろう。どんなに新しくて立派なハコモノを作ってもなにか空虚なものを感じてしまう。通りすがりのよそ者の放言だけど、フクイチなんかは上手いこと残して観光資源化するといいんじゃないかな。

 結局この日、雨が降り出したのは夜になってからでした。雨時間が予報より後ろへずれこんでいるみたい。明日未明に止む予報は大丈夫だろうか? と心配しながら夕飯をたべました。ぐっない。

明日へ続く...