あと20回しかない

還暦×環島〈台湾一周〉(5)渓湖→布袋

昨日からつづく

 4月8日(月)曇り時々雨。午前中は1~2m/sくらいの北よりの風。午後は2〜3m/sくらいの北東よりの風。田中の最低気温23℃、嘉義の最高気温30℃。7時間27分(バイクタイム3:48:46)91.57km。累積標高34m。data

 雲林県と彰化県を隔てる濁水渓にかかるwikipedia:西螺大橋。全長1939mでかつて世界2位の長さを誇りました。彰化県側には田んぼアート。

 街のあちこちに盛大な爆竹の跡

 けんたさんルートを走っているので、千巧谷牛楽園牧場に着いてしまう。

 こうやって牧場で牛を見ながらソフトクリーム食べてると榎本牧場気分だね。

 wikipedia:台湾糖業鉄道というサトウキビ貨車のための軽便鉄道なんだけど、国道19号を跨いでいるのに踏切には遮断機の棒がありません。そして「聴いて見て止まれ」って書いてある。

 月曜日で郵便局が開いたので、元長という町の郵便局で絵葉書を出しました。

 ついでに近くの食堂で軽食。写真ではホットサンド的な感じだったけど、出て来たのはトーストとサラダのプレートでした。75元で105元払ったらお釣りが20元しかくれなくて、日本人的な支払い方法はちっとも親切じゃないと思い知りました。

 (他店との比較で)おしゃれカジュアルなお店だと思ったんだけどな…

 大九九大売場 華勝店で水筒を洗うブラシと爪切りを買いました。現地ホテルで爪切りを借りるコミュニケーション難しそうと思ったから。旅行に出ると爪の伸びが早い気がします。自分調べ

 商店街の空き店舗にはこうしたUFOキャッチャーが入る仕組みがあるのだろうか? 人が入っているのを見たことがないです。

 畑でないところにバナナが生えています。の、野バナナ?

 日安早午餐というおしゃれなお店でランチ。チキンのホットサンドとアイスコーヒー、75元。

 あれこれ拙い英語*1とgoogle翻訳で話をしていたら頼んでいないフルーツの盛り合わせをいただきました。ありがてえ。

 朴子という街の近郊で畑が多いんだけど、畑の真ん中になぜかお墓がありました。これ、雨の日とかどうやってお参りするのかな?

 同じ地区の農業用水。50cmくらいの仕切りがあるだけで金網柵ありません。すり鉢状だしこれ子供が死んじゃうやつじゃないの?

 ここまで走ってきて、日本には必ずあるのに台湾では一度も見ていないものに気がつきました。それはガードレールです。日本では少し大きい道路なら歩道と車道の間に必ずガードレールがあります。台湾でガードレールをほとんど見ません。それどころか、郊外には歩道すらありません。幹線道路では人は路側帯を歩きます。市街地の交通の多い道には歩道がありますが、たいていバイクの駐車場になっています。これは推測でしかないですが、台湾ではリスクはトラブルが起こった時に考えればいいことでリスク予防みたいなことはあまり考えられていないのではないかと思いました。交通マナーとひとくちに言いますが、こちらではクルマが2重駐車をしても、実際にバスや大きなトラックが通れない事態になるまで問題になることはないようです。

 1年ほど前に読んだ記事ですが、岡山県内では側溝に柵や蓋がないことで4年間で100人以上亡くなっているのに県は対策をしていない。その理由として予算がないことだけでなく「ふうがわるい(みっともない)」と住民の多くが考えているらしいのです。つまり、普通に気をつけていれば側溝に落ちるなんてことはなく、それはオウンリスクであるという考えです。こうした考えが台湾の歩道事情やガードレールのないことに繋がっているのでは? と思いました。

 そしてこの日、初めて見る日式ガードレールです。台湾でガードレールを見たのは後にも先にもここだけでした。

 この日の宿は海風長堤二館でした*2

 台湾では高級ホテルでさえトイレットペーパーをトイレに流せません。お尻を拭いた紙を便器の脇にあるゴミ箱へ捨てるのが常識です。多くは下水管の問題らしくて、最近の新築の建物ではトイレットペーパーを流せるトイレも増えてきているようです。私はいつもホテルでの最初の質問で「コインランドリーはどこか?」と「便器にトイレットペーパーを流せるか?」を聞きます。多くのホテルでは「なんでそんなことを聞くのか? 流せないに決まっているのに」みたいな顔をします。あるホテルでは「え? 日本ではトイレットペーパーを流せるの?」と聞かれて「日本でトイレットペーパーを流せないトイレはひとつもない」と答えるとたいそう驚かれました。

 このホテルでは「流してもOKだ」と親指を立てられました。ぅえーい! しかも私が泊まった402号室にはウォシュレットもついていました。

 ホテルオーナーの林小姐の推薦にしたがって布袋観光魚市でのオイスターの包揚げ。串揚げは帆立と豚つくねでした。150元。

 魚市場の中を悠然と走るバイク。どこでもおかまいなしです。

 そして、ホテルの目の前にある1368烤鮮蚵吃到飽というお店で焼き牡蠣の食べ放題。正直に言って牡蠣は小さくて物足りなかったですね。

明日へつづく

*1:自分のことは棚に上げておくけれど、20代の若い人でさえちょっとした英語が話せない人がいます。英単語のみの会話さえ難しい。中国語こそがやがて世界の共通語になると信じているからではないかしら?

*2:ホテルについての情報や感想についてはGoogleマップのクチコミに書きました。他のレビューアの口コミも併せて参考にしてください。