あと20回しかない

還暦×環島〈台湾一周〉(6)布袋→高雄

昨日からつづく

 4月9日(水)曇りときどき晴れ。午前中は2〜3m/sくらいの北風。午後は3m/sくらいの西よりの風。嘉義の最低気温21℃、高雄の最高気温22℃。8時間7分(バイクタイム4:30:09)113.49 km。累積標高32m。data

 ホテルから15kmくらい走ったところで水筒を忘れてきてしまったことに気がつきました。渓湖のホテルには環島Tシャツを忘れたばかりなのに… ばかばかばか

 サイコンであるcyclemeterにはGoogleマップを表示させているんですが、ちょっと日本ではあまり見かけないような地図が広がっていることに気がつきました。

 この水色の区画はなにかというと、多くは湿地です。水が引いている場所は草木が茂る荒れ野になっています。

 台南新義郵局で絵葉書を送りました。ちょっと写真では見ずらいですが、入り口横の緑色のディスプレイがついた場所も郵便ポストです。航空郵便を送る時、ディスプレイで操作しないとポストの入り口がロックされて投函できません。手前に写っている赤いポストは航空郵便と速達用です。こちらにも投函できます。

 日本だとスーパーの中なんかにある「おいしい水」的なものなんでしょうけれど、こちらでちょくちょく見かける水スタンド。この注ぎ口!

 高雄のショッピングモール、家楽福 楠梓店にいたの女の子たち。鏡を見ると踊ってしまうのは日本の女の子たちとかわらないね。

 水筒をなくしたままでは何かと都合がわるいので、ショッピングモールのジャイアントストアで水筒買いました。

 ここ、イオンみたいショッピングセンターなんだけど、フロアから出る時に商品を持っていると警備のおじさんに強めに止められて検印を押されます。

 高雄にはフードパンダめちゃ多い。バッグだけじゃなくヘルメットもピンクのフードパンダになっている。この兄さんはTシャツもフードパンダだった(マスクもピンクだね!)。

 この日は康瀚行旅(Khan Hotel)に宿泊しました*1

 高雄みたいな都会の街の真ん中でゴミ燃やしてええんや

 ガラケーが山積みされているお店があったんだけど、台湾ではまだ使えるの?

休むもサイクリングだぞ(4月10日)

 ホテルを連泊にして、この日は情報収集の日にしました。まず台湾鉄道高雄駅のサービスセンターに行きました。

 用意してきたメモを見せて、鉄道の状況を尋ねました。台湾鉄道のサービスセンターには日本語を話すスタッフがいらっしゃって、鉄道は全線遅滞なく通常営業していること、花蓮駅を含めて駅舎も損害がないことを確認できました。サイクルトレインも通常通り走っていますと説明を受けました。

 同じ高雄駅の構内に観光局のサービスセンターがあります。

 こちらのイケメンお兄さんもカタコトの日本語を話しますが、主にGoogle翻訳で会話できました。一応、メモを持って「Googleマップでは花蓮までトラフィックが通っているように見えるが、実際の規制状況や花蓮まで道路がつながっているかどうか」を聞きました。お兄さんは「台東より先はわからないなあ」とのこと。

 台日交流協会で地震の影響や道路状況を聞いてきました。こちらの台湾人スタッフは日本語を話せます。若干正確な情報じゃないけれど(個人的な見解として)、台東以北は余震も続いているし少し危険なのでは?という意見をいただきました。

 とりあえず、台東までは特に問題もなさそうです。そこから先は状況を見ながら進みますが、国道9号は台湾鉄道にと同じルートですからいざとなったら台湾鉄度に飛び乗ればいいと考えました。輪行袋もありますし。

 高雄駅は正面に昔ながらの古い駅舎を持っていますが、その裏側では新しい駅舎がいま工事中でした。

 お昼は三和市場の近くで買い食いすることにしました。そこで見かけた路面販売。日本ではあまり見かけなくなりましたね。

 ここはアメ横みたいな市場なんですが、バイクはお構いなしに普通に走っていますね。なんというか。

 「環島Tシャツ」を無くしてしまったので新しいTシャツを買いました。水と大切に、60元。

 四神湯。餅米の肉饅頭にそぼろ餡掛け

 台湾では外飲みで騒いでるひとはいないって話だったけど、掃除のおばさんにめっちゃ絡んでいました。情報を鵜呑みにするのは良くないな

 お昼ご飯を終えた中学生がみんなで掃除しています。お揃いのジャージで、ダルダルで。どこも一緒だなあ

 高雄駅の隣にある郵政博物館に入ってみました。

 一番興味深かったのはこれ。戦後の人手不足時代にあった頃、自動車に取り付けらた郵便ポスト。「反共抗我」てなスローガンが掲げられています。


 台湾の夜のニュースにはしつこいくらいに交通事故のニュースが流れます。多分、見せしめ効果を狙っているんでしょう。

 この日、高雄の町で少なくとも6件の事故現場にでくわしました。全てバイクがらみの事故でした。そのうち2件は救急車が到着してました。あのねえ、バイクが無法すぎます。信号無視も普通にするし、逆走してきやがるし、歩道を走るのもへっちゃら。日本でいうとママチャリ気分でバイクに乗っているんでしょう。警察の数が少ないのも原因かもしれません。

 この国の公道ではバイクが一番偉くてジャイアンです。クルマはおっかなびっくりなしずかちゃん。歩行者はのんびりのび太くん。自転車はバイクの後ろで虎の威を借るスネ夫ポジションです。想像だけれど、「事故が起こらねければいいじゃん?」って思ってるんじゃないかな。どんな無法なことをしても、事故さえ起こさなければ無問題って考えなんだと思いました。もっと言うと、オウンリスクが徹底しているのかもしれません。それで事故を起こしても自分のせいだからいいでしょ? とでも思っていないと出来ないことです。

明日へつづく

*1:ホテルについての情報や感想についてはGoogleマップのクチコミに書きました。他のレビューアの口コミも併せて参考にしてください。