昨日からつづく
4月11日(木)曇りときどき晴れ。午前中は2〜3m/sくらいの北よりの風。午後も2〜3m/sくらいの北よりの風。高雄の最低気温21℃、恆春の最高気温28.5℃。8時間50分(バイクタイム4:49:40)113.05km。累積標高65m。data
おバイク様、朝の馬揃え。これ、ちょっと通勤ピークを過ぎた時間帯ですよ。
時々、「電動自行車」(電動自転車)と書かれていてナンバープレートのないバイクが走っていることがあります。おそらく自転車の一種とみなされているのでしょう。他にも、農業用の軽トラ、道路工事に関するトラックにもナンバープレートがありません。
パンクの神様キタワー! 乗り心地がふんわりになってゆっくり空気が抜けた感じがしたからなにか細いものがチューブを傷つけたかな。
パンクしたのが午前9時くらい。近くの自転車屋さんまで5kmくらいだけど開店するのが10時半。手持ちにはフレンチバルブの予備チューブしか持ってきていませんでした。あー、米式バルブだってことに気がついた時点で予備チューブと空気入れを買うべきだった、不覚。とりあえずフレンチバルブに入れ替えて郵便局へ行って台湾ドルに両替してから自転車屋さんに行って修理してもらおう。そうしよう。
しかし案の定、ホイールの穴が違うせいで空気を入れたところでチューブがダメになっただけ。あとはとぼとぼ歩いて自転車屋さんに行くのみです。
開店のすこし前にGIANT捷安特 東港店に到着しました。が、開店の時間を過ぎてもシャッターは閉まったままです。隣のバイク屋の兄ちゃんに木曜日は休みかと聞いたら「もうすぐ開くんじゃない?」(10:40)
しばらく待つとおじいさんがやってきてシャッターを開けてくれました。「パンクを直してほしい」と言うと「ちょっと待て、息子が来るから」と(10:40)。ほどなくして店主がやってきて事情を説明してようやくパンクの修理をしていただきました(10:50)。
パンクの修理が100元。予備チューブとインフレータ、CO2ボンベ2本でしめて750元でした。これでいつパンクしても大丈夫、ばっちこーい!
自転車屋さんのすぐ近所にある東港中正路郵局で両替しました。両替レートは入国時とほとんど変わらない0.201でした。両替時、窓口の妙齢の女性に今夜のホテルを聞かれてモジモジしながら墾丁のホテルだと答えると、「え、今日? これから? そんな遠くまで自転車で? マジで? バカじゃない?」てな感じで言われました。サイクリストあるあるですけれど、そういう大袈裟なリアクションをすると「でへへ…」みたいな顔をしやがりますからどうぞ面白がって下さい。
その郵便局でふと横を見ると犬があるいています。盲導犬とかじゃなくて普通の犬です。*1
どうせ遅れついでにセブンイレブンでランチきめてやりました。(12:10。この日のホテルまでおよそ77km)
これはセブンの店内に流れているCMですが、普通のTVの中でも日本のCMがそのまま流されているのを何度も見ました。
日本でもおなじみ人さらいピクトグラム。歩道見るとほっとする(謎癒し)。
国道1号の上楓港を少しすぎたあたりに国道9号の分岐があり、東側の達仁までショートカットできます。台湾最南端の墾丁まで行く場合はこの右の脇道へ入る必要があります。
2時間以上ロスしたと思うけど、結局オンタイムで着いちゃいました。俺ちゃん、昔からやればできる子だからな! 写真はホテル近くにある奇岩、船帆石。
この日は日光•寓(Sunlight hotel)に宿泊しました。*2
ディナーはオープンエアーです。
この海のすぐ南はフィリピンなんだな。
ホテルのオーナーはよく日焼けした半裸でビールに付き合ってくれました。この海で釣りをするのが一番楽しい、自由だと。
このホテルに投宿する前日に台湾前総統の馬英九さんが中国に訪問し習近平主席と会談しました。TVニュースはそのことでもちきりです。私が「台湾が中国の一部になってしまったら、香港の二の舞になってしまうかもしれない。台湾の自由な言論は失われてしまうかもしれない。もちろん、それは日本やアメリカ的な価値観だろうけれど」と言うと、オーナーは「政治のことは政治家にまかせておけばいい。わたしの心の中の自由までは奪えない」と言いました。
私は台湾が台湾であるうちに台湾を旅したいと思ってやって来ましたが、台湾はきっとずっと台湾のままなのかもしれません。
明日へつづく