京都〜淡路島一周〜岡山(2)

 1日目のつづき

2日目

 8月12日(金)晴れ。南あわじ市の最高気温31℃。早朝〜8時くらいまでは2m/s程度の北風、9時〜14時くらいまでは3m/sくらいの南風、15時くらいから2m/sくらいの北東の風。11時間32分(バイクタイム6時間50分)157.28km。

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 細かい道順はルートラボのこちらのルートを参照しました。

ジェノバライン

 基本的な知識として、明石海峡大橋は自転車で渡れません。ちなみに大鳴門橋も自転車走行できません。自転車で本州から淡路島へは淡路ジェノバラインで行くのが簡単です。明石港と岩屋港を約13分くらいでつないでいます。だいたい1時間に1〜3便出ています。

 朝一番便に乗ろうと5時ごろ船着場に来たのですが、5時40発の便が最初らしくてちょっと待たされました。5時20分と勘違いしていたんですね、お恥ずかしい。

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 乗り込むのはどうやらこの小型船のようです。

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 自転車はそのままの形で積み込めます。自転車同士を交互にもたれさせてロープで結わえるだけです。あつかいはわりと雑なので、フレームのキズが気になる人は予め養生しておいてください。

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 出発です。ちょうど陽ものぼってきました。

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 明石海峡大橋がだんだん近づいてきます。

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 橋の下をくぐります。

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 船はけっこう速くて、あっという間につきました。

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大きな観音像と小さな女神

 目の前に突然あらわる巨大な観音像。平和観音寺の世界平和大観音像というらしいです。なんだか複雑にもめてるらしいとも。山門はかなり荒れ果てていました。

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 ...っていうか、この大きな像の横にちっちゃな自由の女神とおぼしきものがある。気になる、気になる、しかし先へ進まなくちゃ!

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 ローソン洲本塩屋店で(2度目の)朝食。淡路島コーヒーとな。

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淡路島はアップダウンもけっこうある

 紀淡海峡の沖ノ島、地島(ともに和歌山県)を過ぎて少し山側に入るとヒルクライムになります。だいたい、標高150mくらいを斜度7〜8%で4.5kmほど登ります。たぶんここがコースの中でもっとも標高がある部分です。上り坂の途中にこんな看板があり、地味に凹みます。

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 しかしほどなくして山頂に。この9kmというのはおそらく、人里に出るまでの距離なのではないでしょうか? ちなみにこのへんはsoftbankの電波はほとんどつながりませんでした。

 こんなナゾな看板もたくさんありました。なんだよ「ナゾのパラダイス」って。

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 これはどうやら秘宝舘の看板のようです。こんな何も無いところにわざわざ秘宝舘ですか。

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 眼下に見える海。

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 淡路島一周157kmというロングライドで見ると、平均斜度はほとんど均されてしまいます。しかし、50mくらいの上り降りはたくさんあります。斜度もそれなりにあるので、徐々に体力を奪われていく感じでした。侮れない。

淡路島の海はめちゃくちゃきれい

 1970年代の小学校の教科書には「京阪神工業地帯の発展の影で瀬戸内海はヘドロで汚れてしまいました。漁師さんは大変困っています」みたいな物語を聞かされてましたけど、40年経った今、瀬戸内海の水はブルーに澄んで多くの浜辺で泳げる感じでした。なんていうか「教科書に書いてある事だけじゃわからない」ってことだよね。

 土生港の少し北にある古い突堤です。対岸にみえるのは沼島。砂浜にはゴミひとつなく、水は青く澄んでいます。

 思わずひとり海水浴しちゃいました!

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 少し登って、上から見る海岸線もきれい。

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福良

 正午を少し過ぎた頃に福良港が見えました。ここでお昼にしよう。

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 福良は鳴門海峡渦潮観光の拠点です。クルーズ船の咸臨丸・日本丸で渦潮の近くまで行けるようです。道の駅や食堂もいくつかあり、淡路島の中でも比較的にぎやかなところです。

 淡路人形座もありました。

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 福良マルシェで海鮮丼と鱧冷麺いただきました。海鮮丼はお店に陳列されている刺身パックを買ってすし飯に載せてもらうシステムです。しかし、このお刺身の温度管理がよくないせいか少し悪くなってるにおいがしました。残念。

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 道の駅の隣には足湯がありました。

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 足湯とみせかけて、ほんとうにやりたかったのは水浴び。けれど、観光客がたくさんいて本格的な水浴びができずさらさらと流す程度で撤退。

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 道の駅でお土産を買って自宅へ送ったりしつつ、なんだか1時間半以上うだうだしていました。

大鳴門橋

 福良を出て少し登ると大鳴門橋 - Wikipediaが見えました。この向こう側は四国です。

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 淡路島の地図を見ると、沼がたいへん多いのに驚きます。あちこちに小さな沼があり、まさに水郷といった感じです。写真は五色あたりの沼。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、ホテイアオイが紫色のちいさな花をたくさん咲かせていました。

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 五色のファミリーマート都志店で補給。淡路島牛乳おいしかった。

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室津ビーチ

 実は、福良を出てしばらくした頃からお尻が痛かったんです。いわゆるサドル痛じゃありません。午前中に土生あたりでやった海水浴でレーパンに海水がついたまま乗っていたので、濃縮した塩分を含んだ生地が細かく擦れて「おむつかぶれ」みたいな状態になっていました。中年男のお尻画像は自粛します。どこかに公園で水浴びしたいと思っていましたが、なかなか見つかりません。ふと、海水浴場にシャワーがあるのでは? と立ち寄ったのが室津ビーチです。果たしてシャワーはそこにありました。助かった、気持ちよかった!

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 シャワーの後の氷いちご、生きてるってすばらしい!!

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アワイチ!

 すこしずつ陽が西に傾きだして、そろそろ淡路島も一周してしまいそうです。対岸の明石の町並みがだんだん近くなってきました。もったいない、もうちょっと走っていたい。けれどついに明石海峡大橋が見えてしまいます。

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 淡路島が「兵庫県のハワイ」と呼ばれているのがなんとなくわかります。いや、ハワイに行ったことないんですが、あくまで想像で。海がきれいで自然がたくさんあって、特に何かがあるわけじゃないけど時間がゆっくり流れている感じです。もしかしたら、サイクリングでは速すぎたかもしれません。

 岩屋の連絡船乗り場に着いたのが17時32分で、40分出航の小型船にバタバタと乗り込んで、何の記念撮影もできずに淡路島を後にしてしまいました。考えてみると、ひとりでサイクリングしていると「記念撮影」ってできないんですよね。ビワイチの時も完了時の写真はないし。おっさんが通りすがりの誰かに頼んだりすると「声かけ事案」になりそうだし^^ 帰り際の明石海峡大橋でも載せておきましょう。

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鱧づくし

 淡路島の福良あたりでは鱧が穫れるらしく、FBで関西方面の方々におすすめされたのは旬の鱧でした。漁師もやられているという村由丸で鱧コースいただきました。たいへんおいしゅうございました。

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 が、お隣りさんの話しをきくとはなしに聞いていると、鱧のハレ感やら滋味がぜんぜんわからんちんだと思い知らされました。関西人に江戸前のコハダが分からないように、普段たべなれない鱧の美味しさのほんとうの所は関東に住んでいる人にはわからないのかもしれません。

 詳しくは書けませんが、お隣さんはご家族連れで吉事のお祝いのようでした。「じゃあ折角やから鱧や、精もつくしな」「ダシがようでとるの、魚ちうのは肉食やからな」「うまい、なんともいえんの」「このダシなんにでもあうな、旬やしな」等々、そうか、ぼくの感じてる味覚の100倍増くらいに満足されているんだな、と。なんだか、人生の特別なスパイスのご相伴あずかったような、こちらも幸せになるような、そんな夕食でした。

3日目につづく...