あと20回しかない

京都〜淡路島一周〜岡山(1)

1日目

 8月11日(木・山の日)晴れ。大阪市豊中市の最高気温35℃。午前中はほぼ無風、お昼過ぎから2m/sくらいの南方向の風。8時間41分(バイクタイム4時間42分)107.58km。

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 「ビワイチの次はアワイチでしょ」的なノリで淡路島一周してきました。前回の続きで1日目は京都からベースになる明石まで。自転車はヤマト便輸送で行き帰りは手ぶらです。6時20分東京発のぞみ151号で京都に着いたのが8時38分。

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ヤマト運輸・京都駅前センターで自転車を受け取り、組み立て、バッグを岡山へ発送しました。なんだかんだで9時34分に出発しました。

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 トイレに入ろうと京都競馬場に寄ったんですけれど、お手洗いの入り口に鍵がかかっていて入れませんでした。馬にならって垂れ流してよいという流儀なのでしょうか? 

 さらに気になったのはJRAの建物についている時計が6時になっていることです。レースのない競馬場ってガランとしてほんとうに時が止まってしまっているんだな。

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 府道13号を通って、淀川御幸橋、木津川御幸橋を渡って、淀川CRに入ります。写真は淀川御幸橋から西を向いた風景。

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 淀川CRは道幅の広い、とても走りやすい道でした。森の中を走っているのかと勘違いするほど樹木が多くて川はほとんど見えません。枚方市の淀川河川公園でちょっと休憩して、枚方大橋を渡ってさらに西へいきます。遠目からだと枚方大橋はなんだか低いアーチだな..と思ったら、水道橋と平行して渡してあるのでした。

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万博公園付近は自転車無理ゲーっぽい

 淀川CRで河口付近まで平坦で行った方がラクだと思うんですが、万博公園に寄りたかったんです。'70EXPO大坂へ行ったのは6歳の頃でしたが、けっこういろいろなエピソードを思い出しちゃいました。*1 46年ふりのこんちには!

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 万博公園内へのアクセスは自転車をまったく想定していません。吹田JCTに隣接していることもあって、周りの道は車専用道です*2。地元民でない人にとっては無理ゲーです。自転車禁止の標識がない場所でも係員に激しく誘導されます。ららぽーとの駐輪場に止めてあとは歩きで公園を目指しました。万博公園内は有料で、太陽の塔の横でお弁当と食べるという計画は頓挫し、貧乏人は日向でお弁当を広げます。そういえば、46年前もこういうせわしなさがあったなあ。

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国道2号線は思ったより優しくない

 万博公園あたりが少し高台で、あとはもうひたすら平坦です。サンクス伊丹昆陽店で補給。

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 芦屋駅のあたりから国道43号線に入り、国道2号線で神戸まで走ったところでマクドナルド2号線脇浜店で休憩しました。

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 高速道路に景観を蹂躙されているメリケン波止場。

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 国道2号線は想像以上に自転車に優しくありません。ほとんど路側帯がないか、まったくないです。なんていうか「自転車走ルベカラズ」みたいな空気がビシバシ伝わってきます。本線を直進するために第一レーン以外を走らなければならないこともしばしばでした。お盆の連休中ということもあり、交通量が少なかったのでなんとか走ることができましたが、これで交通量が多かったら到底走ることはできなかったでしょう。ちょっと極端な例かもしれませんが山陽本線神戸駅の近くにある西出町交差点では、第三レーンでないと国道2号線を直進できないのです。

 国道2号線も須磨附近から片側1車線となり、山陽本線と海沿いを走ります。対岸にうっすら見えるのは淡路島でしょうか、いずれにせよここは瀬戸内海です。

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明石海峡大橋

 BGMに『地上の星』が流れてきそうな、明石海峡大橋どーん。

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 明石藩舞子台場跡からの風景で、あまりに橋が大きすぎてサイズ感が分かりにくいんですが、本州側の高さがビル8階分くらいに相当しているようです。

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民泊

 今回、初めてAirbnb(エアビーアンドビー)*3を利用してこちらのお宅に民泊させていただきました。ビジネスホテルよりも清潔で、適度な距離感もあり、たいへん満足しています。また、自転車も玄関内に入れていただいて、とても安心感がありました。朝早くから行動できたのもありがたいことでした。

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 サイクリングは天気に左右される遊びです。かといって、天気予報は1週間前でないと発表されません。最近、ビジネスホテルの予約が取りにくく、天気予報が出てからの予約ではどこも満室になってしまっています。連泊ならばなおさら取りにくい。そこで民泊の利用を考えました。

 (ホテルではありませんので)こちらが気をつけたことは、

  1. 到着時間をしっかり伝えておく(前もって何時ごろ着くかの連絡 & 神戸で直前連絡)
  2. 行動予定、何時くらいに出て、何時くらいに戻るかを伝える
  3. とにかくコミュニケーション重要

ということでした。分からないことは、遠慮なく聞いた方がいいと思います。あれこれ心配するよりも、実際に泊まってみて旅行の楽しみが増えたような気がします。

夜の明石港

 シャワーを浴びて着替えを済ませ、夕ご飯に出かけました。近くに有名な明石焼のお店があるらしいのですが、あいにくお休み。ぷらぷらしていたら港に出てしまいました。釣り糸を垂らしている人が数名、低いディーゼルエンジン音が絶え間ない夕暮れです(ポエムっ!)。

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   明朝に乗る予定の淡路ジェノバライン乗り場を下調べし、その港の前にある明石焼のお店で夕ご飯にしました。本日のご褒美。

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 明石のたこは柔らかいので有名です。明石焼の台には足が片方しかついておらず「これ、なんでゲタが片方だけなんですかね?」と聞いたら、「焼きたては柔らかくて箸で持ち上がらないからずらして取る」のだそう。イヤガラセじゃなくてよかった!

 帰りにセブンイレブンで夜食&朝食を買い込んで宿に戻りました。

黄色点滅信号

 先月、琵琶湖から京都を走った時にも思ったのですが、走行中、首都圏ではほとんど見かけない信号が多数ありました。黄色点滅信号です。歩行者押しボタン式の多くが黄色点滅しています。そしてこの信号で徐行したり速度を落とす車は皆無でした。旅行者の想像にすぎませんが、黄色点滅に慣れてしまって、普通信号の黄色表示でもまったく無神経になっているのではないでしょうか。結果として、赤信号での車の通過(信号無視)が明らかに多いと感じました。

 また、歩行者(や自転車)も信号無視がたいへん多いのも気になりました。もちろん、関東にも信号を守らない歩行者はたくさんいるのですが、比率が明らかに違います。「車来とらんのに信号守るのアホちゃうか」というのはジョークじゃないのだと実感しました。

 普通信号の少し手間で黄色になったら、徐行サインして停車するのですが、このタイミングで(ほぼ赤信号で)後ろからアクセル増し増しで車が追い越していくと、ちょっと恐怖感がありました。やっさんの「青は進め、黄色は急いで進め、赤は注意して進め」ということ?

 このあたり、関西方面にお住まいのご意見をお聞きしたいところです。黄色点滅はそれなりに機能しているか? 一般的な関西人は信号をどう思っているのか? とか。

2日目へつづく...

*1:万博会場内は連日迷子が続出していて、うちの母はわたしと弟にヒモをつけて絶対に迷子にしないようにしていました。イマドキならそういう製品もあり、いろいろな論争を呼んでいるようですが、6歳の男の子の性質を熟知している母は、自分が冷たい視線を受けても子供に迷子のような思いをさせてないという愛情だったのだと思います。そう好意的に解釈するようにしています^^

*2:後で調べてみると大坂中央環状線(府道2号線)は自転車走行もできるみたいなのですが、中国自動車道の隣を走っていてまさに高速道路そのもの。自転車禁止の標識無かったので、入り口付近まで進んでしまい降りて引き返してきました。

*3:こちらを踏んでからAirbnbのアカウント作成しますと、3,500円分のクーポンが貰えます。