前日からのつづき。
10月20日(水)晴。2m/sくらいの西よりの風。宇和島の最低気温10.2℃、大洲の最高気温23.8℃。8時間49分(バイクタイム4時間21分)83.32km。累積標高1011m。data
お遍路さんをはじめて1週間、ちゃんと順番通りに廻っているのだから、もう「なんちゃって」じゃないような気がします。でも、他のお遍路さん特に通しで歩いておられる方々を見ているとやはり「なんちゃって」感はぬぐえません。
第41番札所 稲荷山 護国院 龍光寺、ご本尊は十一面観世音菩薩。
第42番札所 一カ山 毘盧舎那院 仏木寺、ご本尊は弘法大師の作とされる大日如来。
ここから写真奥に見える法華津峠を越えるまで地味に登りです。俺の登坂車線!
トンネルの数珠繋ぎ!
峠のの登りでふと横を見ると入り組んだ湾。小舟がゆっくり進んでいます。
法華津トンネル1320m、歩道はなかったけど平坦でコンクリート舗装もきれいでした。ちょっと水出てるのでそれが怖かった。
第43番札所 源光山 円手院 明石寺、ご本尊は千手観世音菩薩。
明石寺で瓦の寄進を募っており、名前を書かせていただいてきました。
明石寺で他のお遍路さんからお接待いただいちゃいました。とても甘い。これがこの日のお昼です。
鳥坂トンネル1117m、歩道なくややカーブしてるので見通し悪い。まあ、怖いと言っても埼玉や千葉県内のトンネルに比べたら段違いに安全ですけれど。
大洲川と大洲城。それにしてもどの川も澄んでいます、四国に汚川なしやな。
時間があったので、大洲城を散策してみました。
この日の宿は内子町にある「内子晴れ」というドミトリーです。
この「内子晴れ」ひとことで言うと最低最悪な宿でした。おしゃれな観光地の意識高いドミトリー気取り。前泊の5,000円のビジネスホテルの方がサービスも部屋の質も5,000倍マシでした。
- 意識高いお友達(約10名ほど)が23時すぎまで階下でどんちゃん騒ぎ
- 台所で調理する唐揚げなどの揚げ物臭が2階の個室にそのまま立ち上がってきて、まともな換気設備もないため翌日ずっと鼻腔の奥に唐揚げがあった。気持ちわるい
- 個室なのに、外から鍵がかからない。そのためセキュリティやプライバシーが無い
- 個室なのに、部屋内での飲食はしないでほしいと要請された。もっとも個室内に食事を摂れるだけの机やスペースはない
- 廊下の明かりがそのまま漏れてきて部屋が真っ暗にならない
- 個室はトイレの隣で、音や臭いなどたいへん不快
- 構造的に窓が締め切らず、窓枠の隙間から虫が入ってくる
- シーツが簡易的なもので不潔だった
- タオルや歯ブラシなどが有料(これは注意書きに書いてあることだが、素泊まり10,000円の宿泊料でアメニティ無というはコスパ悪すぎ)
- 家庭用洗濯機を500円で貸してもらえるのだが、乾燥が十分ではない。ある程度乾燥させようとしたら、一晩中回す必要があり、宿に1台しかないためひとりが使うと他の人は使えない
- 自転車は土間に入れてよいとのことだったが、23時から翌朝10時まで管理人が不在となるため土間の開閉ができない。仕方なく外置きとなった
- チェックインが17時からと遅く、まったく融通がきかない
翌日の出発が早かったのに、ゆっくり眠ることすらできませんでした。安心で安全な宿で旅の疲れを取りたい人にはおすすめしません。
内子は観光地なのでチェックインまで時間に夕食の買い出しと観光しました。
中学校の塀も白壁です。
内子座。歌舞伎や人形浄瑠璃をかける芝居小屋。
なにげない小さな川に大きな鯉がたくさん泳いでいます。
たくさん食べて明日に備えよう。
ベッドしかない小さな部屋中に唐揚げ臭を充満させながら、翌日へつづく