昨日からつづく
4月14日(日)晴れのち曇り、一時雨。午前中は1〜2m/sくらいの東よりの風。午後は5〜8m/sくらいの南よりの風。台東の最低気温24.5℃、台東の最高気温29℃。9時間55分(バイクタイム5:52:21)137.37km。累積標高405 m。data
台鐡沿いに走る、いつもこころにプランBを。Googleマップ上で心配していたことのひとつ、国道9号が卑南渓にかかる池上大橋の通行止めは補修工事のためでした。片側通行できました。
両脇にそびえる山脈やその間隔がなんとなく、四国の吉野川流域の中央構造線に似ています。おそらく山々に囲まれた谷合は、海からの風が少しでも吹くと雨が降るんだろう。風のない午前中になるべく距離を稼ぎたい、と思いました。
うほ! 稲で編まれたオランウータン!? 農協の物産市みたいなところに付属した公園でした。
台東からこっち、教会も多いし、多くのお墓も十字が刻んであります。
花蓮見えてきたァッッ!!!(心の目で)
俺たちのセ分を補給
コスモス!? が咲いています。季節感、とは?
私はけんたさんのルートマップで走っていますが、国道9号の環島1号線からすこし離れてきもちのいいサイクリングロードにナビされました。途中にある大農大富森林園区遊客中心で休憩しました。コーヒーを飲み、お土産を買って、ボトルに水を入れられました。
アイスコーヒーはハンドドリップです。
歴史を感じさせる鳳林鎮鎮立図書館。花蓮市街まであと25kmくらいだと思うけど、壊れた家屋や土砂崩れ現場を一度も見ていません。私たち、TVとかマスコミとかTwitterとか、情報に踊らされ過ぎてるんじゃないかな?
俺たちのセブンでお昼食べていたオーストラリア人のホワイトベッドさんと話ができました。彼も自転車で環島の途中だと言う。日本の四国も走ったことがあると言う*1。いろいろ情報交換させてもらいました。
花蓮港はおだやかで釣りをしている人もたくさんいます。
花蓮市内は流石に交通規制がかかっていて、Googleマップは正しくナビしてくれる。Google様は何もかもお見通しやな。
たしかに一部の街区は立ち入り禁止になっている。
通行できる場所で壊れた建物を見ることは出来ませんでした。通行止めの向こうには確かに壊れているっぽい建物があります。
通行規制されている街区は市街地のほんの一部で、花蓮の市街地はだいたいこんな感じです。ここ、TVやTwitterで拡散されたビル倒壊の現場から数百メートル以内です。
公民館では老人たちがバチバチと麻雀をしています。
この日は花蓮鹿径文旅(Deer path Hotel)に宿泊しました*2。花蓮があまりにも平穏だから明日も連泊して観光することにしました。プランC発動である。
明日はゆっくりなので、セブンじゃなくてお店で夕ご飯たべて散歩します。許記水煎包の焼き饅頭。
焼きまんじゅうのすぐ近所にある車頭虱目魚専売店で肉燥飯と風目魚丸湯。
夜の花蓮駅
徒歩環島の青年
花蓮駅前の様子
バイクに乗っている人のヘルメットがちょっと派手目だなあ、と思っていました。こんなお店もあります。
花蓮に限らず台湾では一晩中鳴いている鳥がいます。台湾人は鳥のさえずりを愛しているといいます。
サイクリストにも休日はありまーす!
サイクリストが休日にすることといえば、ジャージ以外の普段着を洗濯したり、ぷらぷら散策してセブンじゃないおしゃれカフェでお茶したり、両替したり*3、のんびり観光したり、ランチをしたりです。海岸線沿いに太平洋公園という気持ちのいい公園があり、ついサイクリングしちゃいました!
花蓮の地震直後に流されていた倒壊ビルは多分このあたりです。もう撤去されていて、重機が入っていました。報道陣のテントが張られていて、20人くらいが詰めています。 実際、建物が壊れているのはここだけで他の街区では窓ガラスさえ割れていません。想像に過ぎないけど、海沿いで地盤が弱かったか姉歯的な何かかもしれません。交通規制がかかっているのはこの街区だけです。現地で見てみないとわからないことってありますね。
ホテルのオーナーさんおすすめの液香扁食。六香ビアンシーというワンタン。焦がしネギとセロリが浮かんでいます。75元。
台湾のレシートは発票といい、納税の証拠としてお店には発行義務があるようです。この発票はクジになっていて細かく当たると評判です。時々見かけるんですが、発票が寄付金がわりに利用されていて店内に発票箱が設置されています。私も入れました。*4
こちらもオーナーさんおすすめの公正包子。小籠包と蒸し餃子で55元、紅茶*5が30元。
観光客として花蓮将軍府1936に訪れました。こちらは日本統治時代の軍の官舎だったようです。ほとんどが復元ですが、ゴミ焼却炉など一部が当時のまま残されています。(LINEでの)予約制と書いてありますが、実際には予約がなくても入れる感じです。
花蓮将軍府1936のすぐ上には松園別館があります。こちらも日本軍関係の施設です。メッセージボードを見ると日本人はあまり来ていないみたいだけど、こういう建物が保存されている意義は私たちが考える以上に大きいと思いました。終戦直後、こうした遺物が個人の力で維持されていたことにも驚きです。
松園別館内の木小屋と呼ばれている離れは、柔剣道場くらいの広さがあり、正面に神棚らしき場所も再現されています。ここでは特攻隊員が出陣の盃を交わしたと説明されています。
花蓮に限らず、台湾ではゴミ収集車に合わせて人々がわらわらやってきてゴミを放り投げていくスタイルです。
夕飯はホテルの近くの昂昂廟口小吃でした。ぷりぷり水餃子、70元。肉燥飯、50元。
この時、お店でビールを頼もうとしたんだけどあいにくビールは置いていませんでした((台湾のお店ではビールを置いているお店が少なくて、もし飲みたいなら他所で買ってきてお店で飲んでいいという感じでした。))。と、ここまでは普通の話なんですが、みかねたお店の人が近所の近くのコンビニまで行ってビールを買ってきてくれたんです。
_人人人人人人人人人_
>しかも、奢り!!!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
さらに、ビールを奢ってくれた人は子供を連れて帰っていきました。つまり、
_人人人人人人人人人_
> 単なるお客!!!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
まあ、日本人観光客に奢りたかったのかもしれません。謝謝! としか言いようがない。
明日へつづく