あと20回しかない

なんちゃってお遍路さん(3)室戸〜高知

 前日からのつづき。

 10月14日(金)晴。午前中は7m/sくらいの東寄りの風、午後は弱まる。室戸の最低気温20℃、高知市の最高気温28.4℃。8時間24分(バイクタイム4時間7分)97.81km。累積標高825m。data

 6:30うらしまさんで朝食をいただき、7:30には颯爽と出発しました。

 この日は朝から快晴で、土佐湾の向こう側に薄く足摺岬が見えている、と思います。多分写真には写ってません。大事なものは写真には映らないのです。

 国道55号、56号を走っていると杉の丸太を満載したトラックが頻繁に行き交っています。国道沿いの集積所。こんな海沿いで潮風に当たって大丈夫なのかしら? と余計な心配をしています。

 奈半利川にかかるごめん・なはり線の鉄道橋。それにしても四国の河川はどこも澄んでいます。四国に汚川なしやな。

 四国の道を颯爽と走るだけのサイクリング旅だったのに、なぜかすっかり山登りになっています。国道をはずれ、クルマ一台がようやく通れる細い山道を山門まで標高400mくらい登ります。そこからさらに階段があるので、本堂までの道のりは険しいものです。第27番札所 竹林山 地蔵院 神峯寺に来ました。ご本尊は十一面観世音菩薩です。

 お昼近くになったので、国道沿いの国虎屋さんでとろろうどんをいただきました。たいへん美味しかったです。

 どこまでも青い海と空。地元の人にとっては当たり前かもしれませんが、ずっと見ていても見飽きない風景です。

 国道55号が平野にさしかかり、市街地の国道風景になってきました。第28番札所 法界山 高照院 大日寺です。ご本尊は大日如来。

 境内にあった金魚鉢。

 午前中の神峯寺のように過酷な山登りをするお寺もお寺もあれば、第29番 摩尼山宝蔵院 国分寺のように山登りもなく階段のないお寺もあります。ただひたすらにありがたい。ご本尊は千手観世音菩薩。

 そろそろ高知市内に入ってきました。この頃、わたしには気がかりなことがふたつありました。ひとつはあんまり歩き過ぎてクリートがかなり削れてしまっていること。もうひとつはチェーンルブを忘れたせいで、ずっとチェーンメンテナンスができていなかったことです。サイクルベースあさひ南御座店でチェーンクリーニング(税込2,200円)をお願いし、WELDTITEドライワックス TF2を購入しました。いつもはフィニッシュラインドライを使っているのですが、このWELDTITEドライワックスは粘性が高過ぎてイマイチでした。SPDクリートは在庫がありませんでした。

 この日宿泊したのは高知駅前にあるコンフォートホテル高知です。この旅で最初で最後になるかもしれないシティーホテル。シティを堪能したいです。

www.choice-hotels.jp

 コンフォートホテル高知さんでは自転車は室内に入れさせていただきました。すばらしいご対応です。コインランドリーあり。

 お風呂から出てコインランドリーに入れて、外に繰り出す中年男性。目の前のケーズデンキでドラレコ用のマイクロSDカードを買って、街をぶらぶらしています。高知駅前には路面電車が走っていました。

 これがはりまや橋です。よさこい節に「土佐の高知のはりまや橋で,坊さんかんざし買うを見た」と唄われたはりまや橋です。堀はもう埋め立てられて記念碑的に橋が架けられています。googleで「はりまや橋」と検索すると「がっかり」などと言われていてカワイソすぎます。

 夕飯は帯屋町壱番街のとさ市場で土佐の地酒と郷土料理をいただきました。

 ウツボの唐揚げは1日目の樹園でもいただきましたけれど、ちょっと珍しいのはウツボのたたきです。いろいろ薬味を添えてもやや癖があるかなあ?

 翌日につづく