あと20回しかない

なんちゃってお遍路さん(1)徳島〜田井ノ浜

 前回の続きです。

 徳島港に到着しました。ちょっと小雨がぱらついています。気象庁ナウキャストを見るとほんの通り雨のようなので気にせずに出発します。まずは上陸の記念撮影、リア充アピールしなければ!

  10月12日(水)曇時々雨。3m/sくらいの北寄りの風。徳島の最高気温25.8℃。2時間51分(バイクタイム2時間25分)51.3km。累積標高314m。data

 このルートデータはride with gpsで作ってKMLをCyclemeterに読ませたんですけれど、ルート選択がイマイチです。googleマップで徒歩ルートを最短で選ぶよう仕様だと感じました。ないよりマシという程度*1。日を改めて後述しますが、四国の国道はわりと整備されていて55号、56号が走れるならそれが最も走りやすい道です。

 小雨のパラつく徳島港を出発してわずか20分、いきなりトラブルが起きました。上記のルートデータの通り、県道29号の高架橋を走っている時です。長い高架橋の下りでスピードが出ている時に停止禁止エリアの境界にある反射ブロックを踏んだのです。3つか4つくらい踏んだでしようか、データを見ると時速40-45km/hくらい出ているようです。車体がひどく揺れてTOPEAKライドケースからiPhoneが弾き飛ばされて道路の中央に転がりました。すぐに停車すると、直後にトラックが...

やべぇ、旅おわったぁ!!

と思いました。トラックが通過した後にiPhoneを回収して恐るおそる確認して…

無事だったぁ!!!!!キセキ(GReeeeN)!!

 ride with gpsのせいにするわけではないですが、地図をよく確認すれば少し遠回りして国道55号を走っていればそもそもこんな高架橋を走ることはなかったと思います。正直、TOPEAKライドケースから抜けたのは初めてだったのでびっくりしました。しっかり刺さっていなかったのかもしれません*2

 勝浦浜橋からの勝浦川(遊水地?)です。

 ルート通りJR阿波福井駅ちょっと過ぎたくらいから、牟岐線に沿った感じで走ることにしました。写真では牧歌的な田舎道といった感じですが、薄暗くクルマ一台がギリギリ通れる道です。熊よけの鈴を出しました。

 田井ノ浜駅は無人の臨時駅らしい。海水浴シーズンにだけ止まるそうな。

 四国の浜辺はどこもたいへん美しい。そして何もない。コンビニのようなお店もないし、トイレもシャワーもない。ただ浜だけがあるといった風情です。

 田井ノ浜駅のすぐ脇に森口幸夫先生像ってのがありました。地元の県会議員の人だったらしい。銅像力。

 この田井ノ浜のすぐ近くに最初の宿グリーンハウス樹園があります。なんていうか、海水浴のシーズン中だけやっているといった民宿です。

 宿の前には海に浮かべるブイに不思議なペイントをしたものが多数並べられていました。やや不気味。

 自転車は宿の前の東屋に置かせてもらいました。入り口を入ると老犬がお出迎えしてくれました。しずちゃんというそうです。

 お料理の方かかなり豪勢です。伊勢海老やフグの刺身などが出ました。あと、こちらの名産であるウツボの唐揚げが出てきた。ハモに似て淡白でフワフワ。大きなウツボは漁師さんが捕まえるときに叩いてから採るから傷だらけらしい。

 コインランドリーは外にあるのだけど、少し散歩を散歩でもしようかと思って外に出たが、街灯がなくて真っ暗闇だったので怖くて歩けませんでした。暗いから写真もなしw

 次回へつづく

*1:いやもうほんとルート・ラボがなくなって本当に悲しいです

*2:結局自分のせいなんだが...