名古屋〜琵琶湖一周〜京都(1) のつづき
2日目overview
7月17日(日)くもり一時雨。1日中ほぼ無風。13時間23分(バイクタイム9時間2分)193.4km。
参考にさせていただいたルートはこちらになります。湖一周なんだからルートなんか不要と思われるかもしれませんが、湖や河川に沿った道は一般道と違って通り抜けできなかったり、橋がなかったり、舗装してなかったりして結構わかりずらいものです。その点、地元の人が作成したルートマップはそういった障害をうまく回避するように作成されていて重宝します。琵琶湖はセオリー通り反時計回りで走りました。
いよいよこの旅の目的である琵琶湖一周(ビワイチ)を敢行する日です。天気予報では降水確率60パーセントになっていました。実際に雨が降ったのは午前中の短い間でしたし、丁度運良くファミレスに雨宿りできてほとんど降られていません。それに、風もなくて日差しもない、最高温度も28度程度で走りやすい日でした。
この日の最大の難所は自分の中にありました。膝痛です。前日、ペダリングにトルクを掛け過ぎていました。だいたい全行程で痛みがありましたが100km付近はほぼ激痛になっていました。自転車から降りるのに、足を上げられないくらいの痛みです。とにかく歩道をゆっくりと走り、頻繁に休憩を入れてストレッチをしながら、だましだまし乗った193kmです。とてもよい経験になりました。
ビワイチ
5時23分、ペンションBBCを出発しました。ペンションの朝食は7:00からでしたのでお願いしていません。
ペンションから5kmほど走ったところに白鬚神社があります。琵琶湖のパワースポットといわれています。我にpowerを!
神社前の湖に建立されている湖中大鳥居
朝ご飯と、膝の痛み具合の確認でセブンイレブン近江舞子店によりました。
この後も何度も見ることになりますが、琵琶湖周辺のコンビニにはサイクルスタンドが設置されているお店がとても多いことに驚きました。すばらしいことです。
このあたりから大津市まで市街地を走る感じになります。交通量が比較的多く車幅も狭いのですが、走りにくいというほどではありません。割とするすると琵琶湖南端の瀬田唐橋まで走れました。時々雨もパラパラ降ってきた感じ。
雨が本降りになってきたので、ジョイフル 大津萱野浦店で小一時間ほど雨宿りしながら朝定食をいただきました。
気象庁の高解像度降水ナウキャストで通り雨が過ぎたことを確認し、9時半ごろリスタートしました。すぐに見えるのは近江大橋、車は有料ですが自転車は無料で通行できます。この橋を使って8の字に一周してもよかった。
丁度お昼ごろ、96km地点くらいでファミリーマート近江八幡白王町店で補給に入りました。補給というか膝の激痛でへばってるというか。このあたりが一番痛かった! 行程の約半分くらいで完走さえも怪しい感じになっていました。
で、こちらのお店ではサイクルスタンドだけでなく、フロアポンプの貸し出しもやっておられました。チューブレスタイヤで空気圧が減っているようでしたので、遠慮なくお借りしました。ありがとうございました。
湖の東側は湖岸道路(県道25号)を走ることになるんですが、歩道側はサイクリング道っぽくなっていますが、時々歩道っぽくなったり、路面が荒れていたりします。かといって車道側はトラックなどの交通量が多い上に車幅が狭くて、どちらかというと走りにくい道路でした。こっちは膝をゆわしているので、サイクリング歩道をゆっくりゆっくり走るしかありません。セブンイレブン彦根松原店で休憩を入れました。まあ、そうこうしている間に長浜城址を見たときにはなんとか完走できるかもと思えてきました。
湖北水鳥公園からは湖北の峰が一望できました。
そして賤ヶ岳のトンネルを抜けて、水浴びの時間です。16時ごろでしたがやっぱり気持ちいい。
水浴びをしてものすごく気持ちに余裕がでてきました。5時半ごろ、ファミリーマート高木浜一丁目店でこの日最後の補給しました。まったく食べてばかりの一日です。
この辺からペンションがあるあたりまで、湖西の湖周道路(県道333号、県道304号)には街灯がほとんどありません。民家があるところに申し訳程度にあるくらいです。つまり、このあたりは夜は真っ暗になるはずです。晴れている夜は星がきれいなんだろうな☆ミ 想像しただけでうっとりするおっさん。
いやいや、よく知らない道が真っ暗になったら怖くて走れないじゃん、やばい。ラストスパートで回してまわして7時頃、無事にペンションに辿りつくことができました。そしてビワイチ完走! あんまりほっとして記念写真を撮ることできませんでした^^
ビワイチを終えて
ペンションで夕食をいただいて、今日の一人反省会です。
琵琶湖を走る自転車はいろいろなバリエーションがありました。ロードだけじゃなく、クロス、シクロ、29er、MTB。フラットバー、フラットペダル、服装も普段着からサイクルジャージまでさまざまです。ヘルメットさえ必須ではありませんでした。そして多くのライダーはお若いのです。だいたい20〜30台が中心なんじゃないでしょうか。
関東では、もう少し年齢層が高くて、多くの人はかなりよい機材で走っています。サイクルジャージにレーパン、アイウエアにビンディングシューズが標準的なローディの装備です。荒川CRだとカジュアルなライダーの方が少数派です。いい悪いではなくて、東西でこんなにも違うものなんだという驚きを隠せません。あと、多くのロードバイクのハンドルにフロントバッグがついているのです。関東では滅多に見るものじゃありません。琵琶湖を走るロードバイクのだいたい2〜3割くらいについています。みなさん、何を入れていらっしゃるのか。なんだかいろいろ気になるサイクリングでした。
へつづく。