ビンディングペダルとシューズとわたし

 ロードバイクにビンディングペダルを装着するかどうか、いろいろな意見があると思います。ママチャリにしか乗ったことがない人にとっては、ペダルと足を固定するなんて正気の沙汰だとは思えないでしょう。交差点で止まったロードバイクが立ったままコケるいわゆる「立ちゴケ」を見たことがある人もいるかもしれません。自転車でふいに止まった時、ペダルの固定が外れていなければほぼ確実に転びます。ほんとうに恥ずかしくいたたまれない、そして命が危険に晒される小道具です。それでも100km以上を走りたい人や、坂道を少しでもラクに上りたい人はぜひ試してみる価値があります。加速もぜんぜん違います。だいたい20%くらいパワーアップしたと勘違いさせてくれるでしょう。

 ロードバイクを買った時、勧められるがままにつけたペダルがシマノのPD-A530でした。

SHIMANO(シマノ) PD-A530 [EPDA530] 片面SPDペダル シルバー

SHIMANO(シマノ) PD-A530 [EPDA530] 片面SPDペダル シルバー

 片面はフラットペダルで、もう片面がSPD用ビンディングペダルになっています。街乗りでスニーカーでも乗れるし、ビンディングシューズでも乗れるってやつですね。ぼくはシューズの組み合わせを3通りに分けて使っています。

  • 中距離街乗りで、目的地に着いた後に歩く必要がある時は普通のスニーカー
  • 信号の多い町中を主に走る中長距離はMTB用ビンディングシューズ
  • サイクリングロードや郊外を長く走る時は、ロード用シューズ

 目的地に着いた後に歩く必要がある時っていうのは、たいていクロスバイクで行くんだけど、往復で50kmを超えるようなら、ロードバイクに乗るかな。そんな時はスニーカーが気軽でいいですね。

 信号が多くてちょいちょい止まるようなコースなら、MTB用ビンディングシューズを選びます。なにがいいって普通にビンディングも使えるし、足裏の真ん中あたりでフラットペダルの方も踏めるからです。信号の少ない区間や坂道ではビンディングを嵌め、すぐに止まる必要のある時にはフラットペダルで回しています。ただし、MTB用ビンディングシューズというのはたいてい重いのです。だいたいロードバイク用の倍くらいはあるんじゃないかな。長距離だとちょっとつらいかもしれません。

 サイクリングロードをずっと走る、あるいは信号の少ない郊外をずっと走るような時にはロードバイク用ビンディングシューズを選びます。軽い分疲れにくいし、構造的にもより足にフィットするように作られています。ただ、ロード用のシューズは足裏面がグラスファイバーになっていて、フラットペダルは踏めません。それどころか基本的にはビンディングが嵌っていないとマトモに回せません。

 この「SPD-SL/SPD」どちらにでも使えるタイプのシューズにSPDのクリートをつけるのであれば、別売りのSPDクリートアダプターが必要です。これがないと、まともに歩けませんし、信号で足をつくたびにクリートを削ってしまいます。で、これをつけるためにほんの数ミリ厚みが出ますので、他のシューズとはちょっとペダル高さのフィーリングが変わってしまいます。

SHIMANO(シマノ) SPDクリートアダプター SM-SH40

SHIMANO(シマノ) SPDクリートアダプター SM-SH40

 わたしは最初にMTB用シューズで慣らした後にロード用を購入したのですが、ビンディングがすんなり入らずに苦労しました。結局何が悪かったかというと、クリートがシマノ純正ではなかったのです。値段はそんなに変わらないのですが、いままで使っていたものとわずかに傾斜角度が違うようでした。純正のシマノのクリートに交換したら、すんなりと嵌るようになりました。

SHIMANO(シマノ) SM-SH51クリートセット [Y42498201] シングルモード ペア

SHIMANO(シマノ) SM-SH51クリートセット [Y42498201] シングルモード ペア