蛹化の女

 サイクリングで走っていると、頭の中でBGMが流れ続けませんか? たいていはちょっと古い曲。エンドレスで流れるので、サイクリストにはカーラジオ(サイクルラジオか?)は不要なのです。

 最近流れているのはこれ、戸川純『蛹化の女』ですね。今年、蝉になれなかった幼虫が地中で根を生やしています。

 9月9日(土)はれ。朝からお昼くらいまでは1〜2m/sくらいの北寄り風。午後は1〜2/sくらいの弱い南風。熊谷市の最高気温30.6℃。10時間06分(バイクタイム7時間22分)160.79km。

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 最高気温30度といっても、空気がからっと乾いている(熊谷の日中の湿度は40%台)せいかいうほど暑くなかったです。とにかく何も考えずにゆっくり走りたかったので荒川CRに出ましたが、羽虫の大群があちこちにいて、喰うか喰われるかの戦いだ。河川敷だと年に何日かあるんだよね、ムシデー。命を繋いでいくために必死にセックスしてる。秋だなぁ、と思う。

 虫をよけて荒川CRを一旦離れましたが、いつのまにかまたCRに戻ってしまっています。川の流れには逆らえません。いつものごとく、熊谷の荒川公園で補給。

f:id:seuzo:20170910133107j:plain    埼玉の平野部はまさに稲の刈り入れの真っ最中でした。あちこちでコンバインが稼働し、刈り取った稲を焼く匂いで充満しています。機械化が進んだとはいえ、コメの収穫はものすごく大変な労働です。米を作る年寄りがいなくなったら、誰がこの田んぼを耕すんでしょう? 水が張られた田んぼに白鷺が集まっていました。美しい佇まいです。自然界にはメタボはいませんな。

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 どこからか金木犀の匂いが漂ってきて心が痛みます。同じように心を痛めてる人がいるでしょう。

 帰路、ふいに上福岡駅に出て、「あー、條辺でうどん食べたい!」と思いましたが、あいにくお腹いっぱい。

 夕方近く、狭山湖を迂回して瑞穂町駅に近くを走っていた時、ふいに口の中に何かが飛び込んできました。大きさでいうと、そら豆の皮くらい。羽感(人生で初めて使う言葉だが)もあったから、大きく感じたかもしれません。匂いも味もない。そしてもぞもぞって動いたんだ!!!  「蜂かも」が最初に浮かびましたが、羽感が違う感じがしました。多分チョウか蛾の一種、あるいは大きめの羽虫か? すぐに吐き出したけど、ちゃんと確認して写真を撮ってここにアップするべきでした。不覚。

 すぐに近くの狭山谷公園に入って、口をゆすきました。そして水浴び。ちょっと涼しくなってきて水浴びの気持ち良さも3割減ですな。公園の忘れ物。

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