自転車の敵は自転車?

 道幅の狭い道路で,向こうから1台のママチャリが逆走で走ってくる。ハンドル前に小さな子供を載せて,こちらの自転車を右によけるか左によけるか迷ってヨロヨロしている,あぶない!

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 無灯火でいきなり目の前に現れる自転車。歩道からいきなり車道に侵入する自転車。曲がり角から確認なしで飛び出す自転車。スマホの画面に見入っている自転車。傘さし自転車。発進のキワキワ右をすり抜ける自転車。信号無視。並走。YouTubeでちょっと検索すればたくさん見つかる。

 おまえら,死にたいんか!?

 自転車の我がもの顔は目に余るものがある。自転車の敵は自転車だ。こういう無頼の衆によるもらい事故に巻き込まれたくない。ほんとうになんとかして欲しいと思う。

 今年の6月1日に道路交通法が改正され,自転車に対する取り締まりが強化される。

 交通法規に従う自転車乗りと,大多数の車のドライバーのみなさんは日頃の溜飲を下げているかもしれない。が,ホッと胸をなでおろしているわけじゃない。理由は2つある。

 ひとつは,いままで自転車の違反を見て見ぬ振りをしていた警察が,正しく取り締まれるのか? という心配。以前,目の前の逆走をじゃんじゃんスルーしてる警官がいたので所轄警察署に問い合わせたら「道交法第十八条ってのがあってだな,ただちに違反じゃないから,注意しない警官は間違ってない」といいやがった。警官自身が逆走してるのも何度も目撃してるしね。違反者に違反者を捕まえられる道理はないだろう。

 もうひとつは歩道通行問題が解消されているわけじゃないってこと。歩道は歩く人たちのための空間で原則として自転車の通行は禁止されている。ベビーカーもいる,きゃあきゃあはしゃぐ子供もいる,目の見えない人もいる,車いすの人もいる,そういう人たちのすぐ脇を時速15km/h*1のスピードで音もなく追い抜いておいて「これは止むを得ず通行する場合なので許される」などと言い訳されてはたまらない。

 自転車レーンが未整備のままでは,ママチャリなどの自転車は車道を走れないし,歩道で歩行者と接触しつづけるだろう。歩行者が自在に侵入する歩道内自転車レーンではなく,ただしく車道の一部を自転車レーンとすることだ。法律だけ強化しておいて「自転車レーンがブツ切れ」では話にならない。

 まあ,とにかくじゃんじゃん摘発してくれたまえ。そしてすべての車道に自転車レーンの整備をお願いしますよ。

*1:平均的なママチャリのスピードが15km/hだといわれている。たまに30kmくらいで走っている暴走族もいる。ちなみに歩道内の「徐行」とは一説には6km/hくらいで,早足で歩くくらいだと言われている。